住んでいる住宅を活用し現金を得る方法として昨今認知度が高くなっているのがリースバックであり、サービスを展開している企業には1年間で問い合わせが9千件以上も増えたほどです。
そのようなリースバックとは賃貸借契約付き売却の事を指し、マイホームなど自らが所有している不動産物件を不動産会社や投資家などに対して売却を行い、売却先との間で契約を交わしつつも元来の所有者が継続的に住み続けるといった様子です。
リースバックを実現する上で前提になる事は、購入に至った新たなる所有者である売却先と、元来の所有者が双方の間で信頼をし契約を締結する事です。
こうしたリースバックが認知度を高めていて人気を集めている理由は、売却により纏まった金額の現金が手に入れられる事や、売却した後も長年にわたって住み慣れている自宅に住み続けられるメリットがあります。
また、リースバックを利用すると住宅を販売していたとしても外部からは販売活動を行っている様子は一切見られないので、近隣で生活している方々に住宅の売却に至った事が知られる心配がありません。
同様に住宅で生活をしながら纏まった金額の現金を得る方法ではリバースモーゲージもよく知られていますが、リバースモーゲージと異なるのは担保として自宅を指定せずしないという点です。
つまり、リバースモーゲージの事例では手続きを進めていく上で所有権を元来の住宅の所有者が持ち続けるという事はできない上に、お借りしたお金は返済していくという事柄が発生するのですが、リースバックとは所有権を変わらず持ち続けられますしお借りしたお金を返済していく必要性も無いので、住宅で生活をし続けるという点以外は異なる仕組みです。
さらにリースバックとは売却によって自分の物ではなくなったとしても、その後再び購入する事により買い直せる点もリバースモーゲージと異なります。
加えて、年齢制限なども定められていないので利用できる対象者が広いので、利用者数が増加傾向にあります。