一件劣っている物件の実力を指標で見抜く②

リースバック業者一覧 管理人です。

もうひとつ覚えておきたい指標が「イールドギャップ」である。これは利回りから長期金利を引いた数値を指す。たとえば、長期金利だけを見ると、鉄筋コンクリートの物件のほうが金利は低く、木造の物件のほうが金利は高い。一見、鉄筋コンクリートの物件に投資したほうがいいように感じる。

しかしここで、イールドギャップを計算してみると、木造の物件のほうがイールドギャップを計算してみると、木造の物件のほうがイールドギャップは高くなるケースがある。そうなると銀行は木造の物件のほうがリスクは少ないと判断し、融資を受けやすくなるのだ。実際、鉄筋コンクリートのアパートより木造のアパートのほうが、収益率が高く、投資家に好まれる。利回りや金利だけで考えるのではなく、イールドギャップの高い方を選ぶのが、賢い選択となる。しかし、イールドギャップでわかることは、その物件に「収益性があるか」どうか、また「投資するに値するか」ということだけだ。

もちろん、安定した収益を確保するためには、投資前に物件購入後のキャッシュフローについてもしっかり計算しておく必要があるのはいうまでもない。